2020年の高校野球注目選手を紹介したいと思います。
今回、紹介する選手は健大高崎の下慎之介選手です。
関東大会制覇、明治神宮大会準優勝に輝いた健大高崎のエースで、今大会注目左腕の一人です。
今回はそんな健大高崎・下慎之介の球速や球種、過去の戦歴やドラフト進路・評価についてまとめてみたいと思います。
Table of Contents
下慎之介の変化球(球種)や最高球速は?特徴も
球速
下選手の球速はMAX141キロ(2020年2月現在)
スリークォーターから放たれるストレートは常時130キロ台中盤から後半ですが、高さがあるので角度あるキレのいいストレートです。
球種
下選手の球種は
・スライダー
・カーブ
・スプリット
・チェンジアップ
変化球の精度が高く、特にスライダーのキレが良く明治神宮大会の倉敷商業戦では三振もほとんどスライダーで奪っています。(11奪三振中スライダーが7)
またカーブやスプリットも良く、変化球とストレートとのコンビネーションが素晴らしいです。
特徴
ヒジを柔らかく使った腕の振りから放たれるクロスファイヤーは威力抜群で、球速表示以上に球の勢いを感じます。
また、出所が見辛そうなフォームに角度もあるのでより打ち辛そうに感じます。
・変化球とストレートのコンビネーション抜群
・右打者へのクロスファイヤーは威力抜群
・ヒジを柔らかく使った腕の振り
下慎之介の出身中学はどこ?
下選手の出身中学は、高崎市立佐野中学校です。
所属していたのは、ボーイズ群馬県支部である高崎ボーイズに所属していました。
中学卒業後、地元の強豪校、健大高崎高校に進学しました。
好きな選手が楽天の松井裕樹選手だそうです。
同じ左腕ということもありますが、2人に共通して言える特徴が
「スライダーを最大の武器にしている」
下選手のスライダーはどこか松井裕樹選手を彷彿とさせます。
そんな下選手の成績について紹介します。
下慎之介の成績
2019年秋季関東大会
対戦チーム | スコア | 投球回 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 | |
1回戦 | 常総学院 | ○5-4 | 3 | 4 | 4 | 6 | 4 |
準々決勝 | 西武台 | ○3-2 | 9 | 10 | 9 | 4 | 2 |
準決勝 | 東海大相模 | ○8-2 | 9 | 6 | 3 | 1 | 2 |
決勝 | 山梨学院 | ○3-0 | 登板なし | ||||
2019秋季関東大会通算 | 21回 被安打20 奪三振16 与四死球11 自責点8 防御率3.43 |
2019年明治神宮大会
対戦チーム | スコア | 投球回 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 自責点 | |
1回戦 | 倉敷商業 | ○7-1 | 10 | 5 | 11 | 3 | 0 |
準々決勝 | 明豊 | ○5-4 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 |
準決勝 | 白樺学園 | ○3-2 | 9 | 9 | 7 | 7 | 1 |
決勝 | 中京大中京 | ●3-4 | 登板なし | ||||
2019明治神宮大会通算 | 20回 被安打14 奪三振19 与四死球11 自責点1 防御率0.45 |
秋季関東大会はやや不安定なピッチングで、コントロールに難がありそうです。
特に常総学院戦では3イニング6四死球と乱調気味でした。
しかし明治神宮大会では3試合に登板し防御率0.45と高いポテンシャルを発揮しました。
好不調の波を少なくすることが今後の鍵となりそうです。
また、新チーム結成以降の公式戦の成績をまとめたものが下記表になります。
試合数 | 完投 | 完封 | 投球回数 | 被安打 | 奪三振 | 与四死球 | 失点 | 自責点 | 防御率 |
11 | 4 | 0 | 68 2/3 | 48 | 75 | 36 | 18 | 14 | 1.83 |
与四死球率4.718とやはり四死球の数がやや目立ちます。
ただ、下投手自身「打たせて取る投球を目指している」との事ですが
奪三振数75、奪三振率9.830と成績を見る限り三振を奪うこともできる投手です。
下慎之介のドラフト進路や評価は?
管理人
下投手へのスカウトコメントです。
「体が大きいし、十分可能性はある」
西武・潮崎哲也編成ディレクター
と、コメントを残しています。
左投手はプロでも貴重な存在なので、今後の活躍次第ではより多くのプロ球団から注目を集めると思います。
そんな下選手について個人的に評価したいと思います。
下慎之介の個人的評価
下選手の魅力はなんと言っても変化球とストレートのコンビネーションです。
俗にいう軟投派ですが、キレのあるストレートがあってこそ、スライダーやカーブなどの変化球が活きていると思います。
今後球速が伸びてくれば、同じくスライダーを武器に高校時代1試合22奪三振を記録した下選手の好きな選手、松井裕樹選手により近づく投手になれると思います.
また、内角に投げ込むクロスファイヤーは威力抜群で見ていて気持ちいいものがありました。
あとは、四死球がやや多く特に不調時はそれが顕著に現れているので、好不調の波を安定させたいところです。
下慎之介のプロフィール
生年月日:2002年6月18日
出身地:群馬県高崎市
身長:183cm
体重:82kg
投打:左投左打
ポジション:投手
経歴:高崎市立佐野中学校(高崎ボーイズ)→健大高崎
まとめ
今回は健大高崎の下慎之介選手についてまとめてみました。
変化球の精度が高く、ストレートとのコンビネーションも抜群によく、見ていて桐光学園時代の松井裕樹選手のピッチングを思い出しました。
今世代No.1左腕と呼ばれる日も近そうです。
選抜ではどのようなピッチングを見せてくれるかに期待しています!
それでは、最後までご覧頂きありがとうございました。
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