芥川賞・直木賞の選考会が2020年7月15日に行われます。
同日中に芥川賞・直木賞の受賞作品の発表と受賞者の記者会見が予定されています。
そこで疑問に思うのが、
管理人
ということです。
テレビなどを見ていると毎年芥川賞・直木賞の発表をよく目にする機会は多いかと思いますが、実際何が違うのかよく分かりませんよね。
そこで今回は、
芥川賞と直木賞の違いをわかりやすく解説!賞金やジャンルの違いも!
と題してまとめていきたいと思います!
目次
芥川賞と直木賞の違いをわかりやすく解説
まず芥川賞・直木賞がそれぞれどんな賞なのかまとめてみました!
・対象作品…短編~中編(原稿用紙100枚から200枚程度の作品が候補に選ばれています)
・対象ジャンル…純文学(芸術性重視の作品)
・受賞作品の掲載雑誌…文藝春秋
・対象作品…短編~長編作品
・対象ジャンル…大衆小説(娯楽性重視の作品)
・受賞作品の掲載雑誌…オール読物
おおまかな違いでいうと、
・芥川賞は芸術性や形式に沿った作品が受賞候補になる傾向
・直木賞は芸術性よりも娯楽性に重きをおいた作品が受賞候補になる傾向
・受賞作品の掲載雑誌の違い
こういった違いの他にも芥川賞と直木賞では選考メンバーが違っていたりするようです。
芥川賞と直木賞の賞金の違い
気になるのは賞金の違いですよね。
調べてみたところ、
芥川賞・直木賞ともに正賞は懐中時計、副賞が賞金100万円となっています!
芥川賞・直木賞ともに賞金の違いはないようですね!
また、設立当初は副賞の賞金が500円だったようです。
そのことを踏まえると、現在と比べて賞金が格段に跳ね上がっていることが分かります!
芥川賞と直木賞のジャンルの違い
芥川賞と直木賞のジャンルの違いは先ほども取り上げたように、
・芥川賞は芸術性や形式に沿った作品が受賞候補になる傾向
・直木賞は芸術性よりも娯楽性に重きをおいた作品が受賞候補になる傾向
・受賞作品の掲載雑誌の違い
に、なります。
まず、芥川賞=純文学・直木賞=大衆小説という形で分かれますが、そもそも純文学と大衆小説の違いって何だろう?
そこで調べてみました!
純文学=社会問題やあるテーマに沿って書かれたもの
大衆小説=「娯楽」の一つとして書かれたもの
同じ小説と言えども、違う目的で書かれたものであるということが分かります。
芥川賞と直木賞のその他の違い
また、芥川賞と直木賞のその他の違いも気になりますよね!
例えば芥川賞は一般公募ができない新人文学賞になります。
一般公募ができないということは要するに、
受賞したい人が自ら応募してではなく、既に刊行されている作品に限定される。
ということなので、もし芥川賞受賞を目指すとなっても文芸雑誌に掲載されなければいけません。
一方で、太宰治賞など一般公募がある新人賞もあります。
また、恋愛小説や推理小説など、ジャンル別に分かれたものや、近年ではWeb小説の賞なんかもあります。
芥川賞では一般公募ができないということはおさえておきましょう!
まとめ
今回は「芥川賞と直木賞の違いをわかりやすく解説!賞金やジャンルの違いも!」と題してまとめてみました!
改めて違いをまとめると、
・対象作品…短編~中編(原稿用紙100枚から200枚程度の作品が候補に選ばれています)
・対象ジャンル…純文学(芸術性重視の作品)
・受賞作品の掲載雑誌…文藝春秋
・対象作品…短編~長編作品
・対象ジャンル…大衆小説(娯楽性重視の作品)
・受賞作品の掲載雑誌…オール読物
対象ジャンルや対象者、対象作品が違っていたり、細かな部分ではありますが、違いがあるみたいです!
また、賞金に関してはどちらも同じく、正賞は懐中時計、副賞が賞金100万円となっています。
2020年7月15日に行われる芥川賞・直木賞の選考会までに、候補作品を読んでみるのもありですね!
それではご覧頂きありがとうございました!
確かにこのふたつの賞について、違いをよく把握していませんでした!している人の方が少ないかな?
懐中時計が副賞ではなく正賞というのが、なんだかロマンがあって素敵!さすが文学の賞の最高峰!といったかんじです!