サルも理解!一般教書演説をわかりやすく解説!2019年のポイントとは?

一般教書演説 わかりやすく

アメリカのトランプ大統領が2月5日の夜(日本時間6日午前)に
2019年の一般教書演説を行う予定です。

今回の演説は極めて異例であり、

毎年1月に行われる一般教書演説を
政府機関の一部閉鎖を理由に延期されただけでなく、

演説中に
米朝首脳会談の場所も正式に公表されることが明らかになっている。

そこで今回は例年より注目が集まっている一般教書演説について
サルでもわかるようにわかりやすく解説するとともに
2019年のポイント、つまり注目点を整理したいと思います。

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・一般教書演説とは?


一般教書演説 わかりやすく

一般教書演説とは??


 一般教書演説は英語では、
State of the Union Address
と訳されます。

State of the Union=国の現状を報告する機会として
毎年1月に大統領が発表します。

これからの1年間の国内政治や国外政治(外交)など
政策課題を説明したうえで、その政策の法律を勧告する機会でもあります。

 

つまり、
今の状況を議会に説明したうえで、大統領が考える政策をするために
必要な根拠となる法律を議会に作ってもらうようにお願いする演説

この一言に集約されるのが一般教書演説です。

日本でも実は似たようなことをやっていて、

日本でいう施政方針演説と同じように
これからの1年間の内政や外交など
重点的に取り組む政策課題を説明する機会です。

アメリカと日本の違いといえば
行政府と立法府の距離感は大きく異なるところと言えます。

議院内閣制の日本の場合、
行政(内閣)のトップである首相は議員として立法府の一員です。

そのため、国会で発言する機会も当然ながら多いのです。

一方、
三権分立が徹底されている(大統領制)アメリカの場合、
大統領は行政(執行)府の長としての役割に専念するため、
法案の提出も採決の時の投票もできません。

大統領が議場内で発言できるのは
基本的には議会からの招待がなければ難しく、
大統領が議場内で発言するのは、1年でこの一般教書演説のみと極めて限られています。

図で表せばこんな感じ!!


一般教書演説

議院内閣制(日本)と大統領制(米国)


引用:http://fs1.law.keio.ac.jp/~hagiwara/ps.html

米国と日本の違いは
行政と立法の距離感が違うだけ把握しておけば
この一般教書演説も理解が早いでしょう

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・2019年のポイントとなるものは?

では2019年の一般教書演説はどこがポイントになるのでしょうか。
とりあえず、大きく3つに分けてみました。

国内政治:メキシコ国境の壁建設


メキシコ国境に壁はできるのか?


トランプ大統領が就任してからずっと言われているのが
メキシコ国境での壁建設

2017年の就任年から、この問題がずっと話題になっています、

何が一番問題なのかというと
壁の建設費用

トランプ大統領は壁の建設費用約57億ドル立法に要求しているのです。

それが原因で政府機関が一部閉鎖になっちゃったこともありました。

そもそもなぜメキシコとの国境に壁を作ろうとしているのかというと
非合法移民を根絶するためです。

2017年から宣言しているのにまだ実現できていない理由(反論として)

メキシコ国境には砂漠も多く、
私有地も様々なところにあり、
さらに多額の費用がかかる可能性が非常に高いです。

非合法移民は飛行機で合法的に入国するケースも多々あるため、
壁だけに集中的に予算を計上しても非合法移民の根絶は難しい。

つまりまとめますと
・壁建設費用がもったい無い
・壁を作ったところで非合法移民は根絶しない

というのが立法の考えです。

おそらく今年もメキシコ国境での壁建設を演説するかと思いますので
ぜひ注目してみてください。

国外政治:様々な外交・安全保障上の政策


一般教書演説 わかりやすく

外交関係の注目点は?


一般教書演説では一般的に
国内政策に重点が置かれております。

しかし2019年の場合、
外交・安全保障上の政策が目白押しであり、
大きな注目が集まっていると言えるでしょう。

まず、日本にとって注目されるのが、
米朝首脳会談の場所も正式に公表されるということ。

すでに一般教書演説の中で発表されることが決まっています。

また
日米の貿易摩擦について
日本側が主張する「TAG(物品協定)」ではなく、より広範な「FTA(自由貿易協定)」というのかどうか

他にも、外交や安全保障関連での演説では
以下の注目点があると言われています。

・中国:今後の貿易戦争の行方
→中国のハイテク企業の知的財産権問題

・シリア・アフガニスタンからの撤退について

・政治が不安定化しているベネズエラに対する具体的な政策を打ち出すのか。

これらが今回の注目点と言えるでしょう。

その他:時代を象徴するサウンドバイト


演説留めの一言とは?


 最後に一般教書演説を通して、
決め手となる一言、つまりサウンドバイトがあるかないかも毎年の注目点です。

一般教書演説に盛り込んだ大きなスローガンやサウンドバイトに従って、
その年だけでなく、数年間にわたる政権の根本的な政策が動くことも度々あります。

サウンドバイトは、実際に時代や政策を象徴するとも言われています。

例えば、有名なサウンドバイトをあげるとすると

1996年のクリントン大統領
「大きな政府の時代は終わった(The Era of Big Government is Over)」

2002年のG・W・ブッシュ大統領が
北朝鮮、イラク、イランという3つの「ならず者国家」を形容した言葉
「悪の枢軸(axis of evil)」

ちょうどアフガニスタン戦争が始まった直後であり、
翌年のイラク戦争開始まで繰り返しメディアなどで使われていました。

そして、「自由と民主主義」の国際的な普及を前面に押し出した
ネオコン的なブッシュ外交そのものを象徴する言葉になりました。

2019年のトランプ大統領はどのように時代を象徴する言葉を発言するのか楽しみです。

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・まとめ

今回は一般教書演説をわかりやすく説明したのと同時に2019年の注目点についてまとめてみました。

・一般教書演説とは立法に向けて大統領が演説すること
・メキシコ国境の壁設立/外交・安全保障・貿易戦争
サウンドバイト(時代を象徴する一言)

 今年の演説に、
時代をどのように象徴し、記憶されるような言葉が残るのか
注目していきたいと思います。

それでは最後までご覧いただきありがとうございました。

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