アルビンチャウとは何者か。
IR誘致関連のニュースで
時々耳にする人物ですが、
ジャンケットとマカオと深い関係にあります。
アルビンチャウとは誰なのか？
どんな人物なのか紹介します。
目次
アルビンチャウとは？アルビン・チャウの逮捕について
アルビン・チャウのニュースは、
昨年11月の逮捕以来、
関連情報が少なくなってきています。
まずは、
逮捕理由や現在について紹介します。
アルビンチャウは、
不正ギャンブル事業に関連した罪に問われ、
2021年11月逮捕されました。
マカオのカジノリゾートを手掛けていた
サンシティグループのCEOを
務めていましたが、
中国とマカオ政府は、
オンラインカジノからの
不正資金流出の取締を強化し、
越境カジノ開設と中国本土に支店を設けて
海外オンラインカジノへ
顧客を案内していた違法賭博と
マネーロンダリング、関連事件を含め、
289もの罪で起訴されており、
現在裁判中です。
裁判は、
8月に始まり15人が逮捕されましたが、
アルビンチャウだけは判決が出ていません。
アルビンチャウは、
現在も刑務所の中です。
ジャンケット（マカオ）。ジャンケットとハイローラーなど
マカオのカジノ王と呼ばれたアルビンチャウ。
彼が得意としたジャンケットビジネスと
ハイローラーの仕組みを紹介します。
今後、マカオでのジャンケットという職業に
変化が訪れる見通しです。
世界のカジノには、
ジャンケットと呼ばれる
顧客をもてなす職業の人がいます。
ハイローラー（特に大金をかける顧客）に
カジノを紹介し、滞在中のホテルや食事、
様々な予約や手配を行い
資金面でも顧客をサポートします。
政府から認定されたジャンケット業者は、
ライセンスを取得し公式にカジノへ
顧客を案内する事ができます。
カジノごとに
ジャンケット用の特別室が設けられ、
顧客はまさに至れり尽くせりの環境で
賭けに集中できるのです。
カジノを訪れた事のない方でも、
カジノを題材にした映画や漫画に
たびたび登場する豪華なVIPルームは
見たことがあるかもしれません。
そこに人を集め案内するのが
ジャンケットの役割です。
マカオにもこのジャンケットシステムがあり
「マカオのジャンケットビジネスで
アルビンチャウの右に出るものはいない」と
呼ばれるほどの実力者でした。
アルビンチャウの逮捕が、
なぜ一大事の様にニュースになったのか。
オンラインで越境カジノを通じ
世界のカジノに違法な手段で顧客を仲介、
資金の斡旋回収を行う事は、
各国の賭博法に基づく違法行為です。
中国本土では違法で、
中国のマカオでは合法という
二重制度の複雑さは、
IR誘致を進める日本も
他人事ではありません。
そして、マカオでは
ジャンケットシステム・ジャンケット事業に
今後規制が入り、
コンプライアンスの見直しが
求められると公表されました。
今後のカジノリゾート開発
・運営が新たな展開です。
マカオでカジノを運営する業者は、
ジャンケットとからの紹介を必要とせずに、
ハイローラーの顧客を集客する流れに
以降しつつあります。
アルビンチャウの事業は、
日本のIR誘致の参入も検討されていました。
アルビンチャウについて
アルビンチャウとは誰か、
彼がマカオのカジノ王と呼ばれるほど
得意としていたジャンケットという職業、
マカオでのジャンケットビジネスと
アルビンチャウの今後は、
進展の待たれる注目の話題です。
アルビンチャウ自身が
映画のモデルになるほどに、
エピソードが豊富な人物なのです。
映画のインタビューでは、
グレーなカジノ業界を
オープンにする方法について語っていたり、
マカオで開催されるF1や国際映画祭などを
後援した実績もあります。
しかし、マカオのカジノ王ともなると
ブラックなエピソードも沢山あります。
ここではその内容についての
紹介を控えますが、
彼がモデルとなっている映画は、
ギャングが成り上がる物語です。
個人的には、ブラックな面を
映画にするほど、
エンターテインメント性に溢れた
人物の様に感じます。
今はまだ、いつまでかも不明なまま
刑務所の中です。
逮捕から一年経ちますが、
影響力が計り知れない人物であることは
間違いないようです。
